povo2.0を活用してスマホを運用するノウハウについて解説します。
モバイルルーターを併用することで通信の一本化を目指していることがポイントです。
より便利なインターネット生活を送るうえで参考となれば幸いです。
想定しているケース

複数台のスマホを所持しており、それぞれデータ通信をする必要があるケース。
例えばプライベート用・車載用・仕事用の3台に分けて運用しており、それぞれ使用時はネットに接続する必要がある場合などを想定しています。
povo2.0が良い理由

基本料金がほぼゼロ
povo2.0は基本料金がほぼ0円です。
「1日データ使い放題」「1か月5分以内電話かけ放題」などのトッピングを追加する形で携帯電話・データ通信サービスを利用する形となります。
最近では海外ローミングのトッピングも設けられているので、海外に出かける際に必要な分だけトッピングするという使い方も可能となり、非常に便利となっています。
トッピングについては下記の記事を併せてご覧ください。
「ほぼ」ゼロ円である理由などについては後の段落で解説します。
モバイルルーターとの併用が前提
povo2.0はトッピングの利用を前提としており、トッピングなしでは128kbpsのデータ通信と、電話・SMSのみが利用可能です。
安定的なデータ通信を行うためにトッピングを利用するのも一つですが、モバイルルーターを併用するのも一つです。
データ通信量はモバイルルーター分のみとなるため、通信費もおおむね一本化可能です。
下記の記事でホームルーターとモバイルルーターを使い分ける件について解説しています。
povo2.0の電話回線と組み合わせることで、よりよいインターネット通信環境を構築できるでしょう。
SIMカードが2枚挿入可能なモバイルルーターであればpovo2.0のSIMカードもモバイルルーターのバックアップ回線として活用できるでしょう。
契約の管理がしやすい
povo2.0は契約のために「○○ID」などの作成は不要。
メールアドレスによるログインはメールアドレスとそのアドレスに送信されたワンタイムパスワードでログイン可能です。
メールアドレスで認証を行い、本人確認・個人情報・支払方法の登録によって契約が可能です。
メールアドレスが変更されると請求書などを受け取れなくなるため、正しく送受信できるメールアドレスを準備しておきましょう。
本人確認の方法もより便利になっています。
これまでは身分証の撮影・本人の顔の撮影が必要となっていましたが、マイナンバーのICチップによる認証にも対応しています。
マイナンバーカードを活用することで即時で本人確認が可能となるため、よりスムーズな手続きが期待できます。
また、契約手続き・トッピングの追加などは専用のアプリで実施。
1台のスマホで1契約のみの操作となるため、複数のSIMカードを運用する場合については都度メールアドレスでログインしなおすか、複数端末での管理が必要となる点は要注意です。
povo2.0の注意点

トッピングなしの状態であれば通信速度は128kbps
トッピングなしの状態では通信速度128kbpsとなるため注意です。
上記の通り、本記事においてはモバイルルーターを併用しての運用を想定しています。
povo2.0のみでスマホを運用する場合は、データ通信に関するトッピングの購入が必要です。
なお、128kbpsはほぼ使い物にならない速度のため、トッピングなし・ルーターなしで運用するのは難しいでしょう。
定期的にトッピングの購入が必要
180日間トッピングが未購入である場合、サービスが順次利用停止となる旨アナウンスされています。
基本料ゼロとはいうものの、ずっと無料で使い続けることはできません。
執筆時点では「データ使い放題1時間」が110円で利用可能となっているので、最安で年間220円で回線を維持できるというのは依然として魅力でしょう。
(※1時間データ使い放題110円トッピングは2025年5月20日に終了予定とのこと。)
なお、通常プランで最安は6時間データ使い放題トッピングで250円/回となっています。
通話料・SMSは利用分の料金の支払いが必要
基本料金はゼロですが、電話・SMSを使用した場合は利用分の料金が発生します。
通話は22円/30秒、SMS3.3円/通となっています。
なお、通話料金については、1か月電話し放題・1か月5分間電話し放題のプランが設けられているので、電話を多く使う場合には必要に応じてトッピングを検討するとよいでしょう。
毎月電話し放題のトッピングを追加すれば、簡易的な固定電話機能を担わせることも可能です。
また、ユニバーサルサービス料・電話番号リレー料も「ご購入されたトッピングが有効な月または従量の通話・SMS等のご利用があった月のみ」(HPより引用)必要となります。
ユニバーサルサービス料・電話番号リレー料の用途については別途取り上げて紹介する予定ですが、5円未満なのでスルーしてもよいのかなと思う次第です。
サポートはオンラインのみ
店頭でのサービス提供は行われておらず、各種手続きやサポートはオンラインのみとなります。
ホームページに各種情報が提供されていますが、店頭での手続きを希望する場合は利用を避けたほうが良いでしょう。
下記のページのようにFAQなども充実しているため、オンラインでも十分にやっていけると判断しています。
d払いが使いにくい!
限定的なデメリットですが、d払いの使用が困難になる可能性が高いです。
d払いはログイン時にモバイル通信状態(=Wi-Fiを切断)である必要があります。
モバイル通信は上記の通りトッピングなしの状態では128kbpsとなります。
ログインするだけの通信も難しい速度なので、
d払いに限らず、モバイル通信状態でないと利用できないサービスがあれば不便に感じてしまうかもしれません。
なお、最安値での運用はできなくなりますが、トッピングすれば解決する事案でもあります。
例えば180日間を期限に合計1GBを利用できるトッピングが設けられています。
上記のようなやむなくモバイルデータ通信を使用せざるを得ない場合に備えて、トッピングしておくということで回避可能です。
povo2.0でスマホ回線の管理をより便利に
povo2.0でスマホを運用する要領について紹介しました。
基本料金ほぼ0円で回線を維持できるため、主回線・副回線いずれにも利用しやすいサービスといえるでしょう。
デメリットもなくはないのですが、総合的に使いやすい・おすすめできるモバイル通信サービスです。
モバイルルーターと併用することで、スマホの通信が1本にまとめられるため管理しやすくなるでしょう。
より便利なインターネット生活のための参考になれば幸いです。
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