皆さんは「一人暮らしでは光回線は不要である」とお考えでしょうか。
インターネットは重要な生活インフラの一つであるといっても過言ではないくらいに身近な存在です。
安定かつ高速な通信回線を実現する手段として光回線の導入が挙げられます。
一方で費用の負担や自宅でしか使えない性質などにより、一人暮らし世帯の光回線の導入をためらってしまうのではないでしょうか。
本記事では、一人暮らしで光回線の導入する余地があるケースについて紹介します。
本記事が一人暮らし世帯への光回線導入を考え直すきっかけとなれば幸いです。
「一人暮らしで光回線はいらない」とは言えないケース
インターネットの使用が自宅メインの人
出先ではあまりインターネットを使用せず、インターネットは自宅メインで使用する生活スタイルの人はおおむね検討の余地があるでしょう。
例えば下記のような例が一人暮らしでも光回線の導入を検討する余地があるケースです。
SOHOなど在宅メインの働き方をしている人
自宅を主な仕事場としている場合は、光回線の導入検討の余地があるでしょう。
働き方の多様化に加え、感染症の流行などにより在宅で仕事をする機会が増えた人も少なくないのではないでしょうか。
ビデオ通話などを仕事で用いる場合は、ある程度の帯域で安定的な通信環境が必要となります。
ある程度の帯域かつ安定的なスピードでの通信を実現するための方法の一つとして光回線の導入が挙げられます。
コンテンツ制作・配信などの業務であれば、情報収集とその発信いずれにも多くのデータ通信量が必要となります。
光回線を導入すれば、通信量の制限もフリーである場合がほとんどであるため、大容量データのやり取りも通信量を気にせず行えるでしょう。
ネットゲームや高画質での動画視聴を頻繁に行う人
ネットゲームや高画質での動画視聴を頻繁に行う人も光回線の導入を検討したほうが良いでしょう。
ネットゲームなどにおいては帯域だけでなく通信のレスポンスの速さであるping値なども重視されます。
また、動画視聴においては4Kなどの高画質での配信が行われている場合もあります。
大量のデータをリアルタイムで送受信するためには、安定的かつ高速な通信環境の構築が求められています。
趣味・娯楽目的だけでなく、プロゲーマーの方や映画のレビューを生業にされる方などであればなおさら、光回線を導入する検討の余地があるといえるでしょう。
スマホではだめなのか
光回線がなくてもスマホで十分と思う人もいるかもしれません。
確かにスマホのほとんどにテザリング機能が搭載されており、携帯電話で受信するデータ通信を用いてルーターとする形で、他の機器とも無線通信を行うことが可能となっています。
当メディア編集部としては、スマホのみで必要に応じてテザリングを活用するスタイルでのネット生活では不便を感じる可能性があるというスタンスです。
スマホのみでのネット生活で不便を感じる可能性があるケースは下記の通りです。
プライバシーセパレータで不便になることも
スマホのテザリングではプライバシーセパレータ―という機能が設定されているケースがあります。
プライバシーセパレーターが設定されていると、テザリングで接続されている端末間での通信ができなくなります。
例えば、テザリングスマホにパソコンとプリンターを接続している場合、プライバシーセパレーター機能により、パソコンとプリンター間の通信ができなくなり、パソコンから無線で接続されているプリンターでの印刷ができなくなってしまいます。
au・ソフトバンクのプランはテザリングの通信量上限あり
また、スマホでの通信は無制限であっても、テザリングでの利用にはデータ量の上限が設けられている場合があります。
データ通信無制限プランであっても、au・ソフトバンクではテザリング通信量の上限が設けられています。
したがって、au・ソフトバンクユーザーはテザリングでの利用で不便を強いられる可能性があります。
なお、ドコモはデータ通信と同じ通信量のテザリングが可能なので、無制限プランを契約すれば無制限にテザリング可能です。
テザリングメインでの運用を検討されている方はドコモ回線での利用をお勧めします。
光回線メインの運用で外でネットを使いた場合はどうすればよいのか
povo2.0で必要に応じて都度払い
自宅への光回線導入を前提に、スマホ回線をpovo2.0にして基本料金を0円に設定。
外出時に必要な時に必要な分だけ支払えば通信費が実費負担となるため、使い方によっては通信費を減らせるでしょう。
しかし、24時間データ使い放題で330円となるため、頻繁に使っていると負担が大きくなってしまう場合もあります。
本当に「一人暮らしで光回線はいらない」可能性があるケース
ホームルーターを導入しているケース
光回線の代わりにホームルーターを導入している場合は光回線の導入は必ずしも必要ではないでしょう。
ホームルーターはドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど各通信事業者のデータ通信を受信できる専用のルーターを用いてホームネットワークを構築するための機器です。
なお、ホームルーターの導入には注意が必要です。
注意したいポイントは下記の2点です。
いわゆる周波数ロックに注意
まず、各キャリアから販売されており、受診できる電波の周波数の種類が販売されているキャリアから受信できる電波がメインとなっています（いわゆる「周波数ロック」）。
SIMフリーではあるので、どのキャリアのSIMカードでも認識しますが、端末の対応している電波の周波数によっては安定的な通信ができない可能性があります。
ホームルーター導入に際して、将来的に様々なキャリアでの運用を検討している場合は、購入前に対応している周波数の種類について核にすることをお勧めします。
中華メーカー製のホームルーターが多い
OPPOやZTEなど中華系メーカーを製造元としているホームルーターがあります。
中華製通信機器については、その安全性についてかねてより様々な懸念が指摘されています。
詳細について下記の記事にまとめておりますので、興味がある方はご覧ください。
ホームルーターとモバイルルーターの両刀使いという方法も
光回線とモバイル回線の折衷案として、ホームルーターとモバイルルーターの両刀遣いもよいでしょう。
条件がそろえば、SIMカード1枚での運用が可能となる可能性があります。
詳細については下記の記事をご覧ください。
スマホだけで運用するケース
「ネット生活はスマホだけで十分！」というライフスタイルであれば、それも選択肢の一つです。
通信費はスマホの通信代のみで済むうえ、外でも自由に使えます。
スマホでの利用であれば、通信量無制限のプランも設けられているため、大量の通信にも耐えられるでしょう。
光回線でなくとも何かしらのインターネット環境はあると便利
情報化社会が進む中で、インターネットは情報にアクセスするための便利な手段の一つです。
インターネットの利用には何かしらの通信設備が必要となる点においては、光回線にこだわらずとも何かしらの回線設備があると、生活がより豊かになるのではないでしょうか。
「一人暮らしで光回線はいらない」というのは本当？
「一人暮らしでは光回線は不要である」とお考えの方に一人暮らしでも光回線が不要とは言えないケース、本当に不要である可能性があるケースを解説しました。
インターネットの使用が自宅メインで、安定・高速な通信環境が必要な場合は、一人暮らしでも光回線導入検討の余地があるでしょう。
一方、ネットはスマホのみでよいというスタンスの方や、ホームルーターを導入されている方などは光回線は必ずしも必要とは言えないでしょう。
一人暮らしでも光回線がやっぱり必要だ、と感じた方は当メディアでは光回線サービスの紹介も行っていますので、ご検討の参考としてご活用いただけますと幸いです。
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