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通信速度・bpsについて

読み方
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一秒間にどれだけのデータを送信できるかを示しているのが通信速度で、bpsという単位が用いられます。
bpsはbit per secodの略で、bit(ビット)はデータの基本単位となります。

0を省略する記号

10,000を「1万」、10,000,000を「1億」というように、0を省略する書き方がデータにもあります。
「K(キロ)」「M(メガ)」「G(ギガ)」「T(テラ)」などが用いられています。

それぞれ
「K(キロ)」=10の3乗=1,000
「M(メガ)」=10の6乗=1,000,000
「G(ギガ)」=10の9乗=1,000,000,000
「T(テラ)」=10の12乗=1,000,000,000,000
を表しています。

たとえば光回線で「最大10Gbpsでの通信に対応」と表記されていれば、
最大で一秒間に10×1,000,000,000=10,000,000,000bit=10億ビットの通信に対応していることとなります。

bitとbyteは異なる単位なので要注意

通信速度の表記はbit単位です。
通信量やメモリの容量はbyte(バイト)で表記される場合があるため、bitとbyteを混合しないように注意が必要です。

今日では1byte=8bitと定義されています。
2008年にIEC80000-13において国際的な統一基準として定められました。
したがってbit表記からbyteに変換する際はbit表記の数値を8で割ればbit-byteの変換となります。

なぜ1byte=8biteなのか

もともとbyteは1文字を表現するためのビット数をまとめた単位を指していました。
何ビットであるかまでは定められていなかったのです。

大文字アルファベット+数字で36文字に記号を加えて49文字で処理されていた時期は、49通り以上を表現できる6ビットを1バイトとして処理されていたことも。

コンピューターが行う計算の誤差を避けるために、数字の表記方法として各桁の数字を4ビットの数字で表記する方法があります。
上記表記方法において。4ビット一桁で処理を進めると6ビットでは2ビット余らせてしまうこととなります。

6ビットに2ビットを追加して8ビットとすれば、ちょうど2桁の数字の処理が可能となるため、
8ビットベースのコンピューターが登場するようになったのです。

8ビットベースのコンピューターがヒットしたことで、事実上の標準となっていったのです。

通信速度・bpsについて

データはビットという単位で表記され、1秒間に送信できるビット数をbpsで表記できます。
データ量の増加に伴い、「Gbps」などの単位が用いられています。
bitとbyteは別の単位となっているため、混合してしてしまわないように注意しましょう。

ビッグローブ光
「ネットの速さ(bps)とは?通信速度はどれくらいあると快適なの?」
2024年12月31日参照
https://join.biglobe.ne.jp/ftth/hikari/guide/0012/

Wikipedia
「IEC80000-13」
2025年1月4日参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/IEC_80000-13

Qiita
「1バイトが8bitに定まったのは2008年」
2025年1月4日参照
https://qiita.com/yaju/items/c5da6df2221d5c3611e0

ITmediaNEWS
「『1Byteが8bitに決まったワケ』についての長い話 まずは『バベッジの階差機関』から」
2025年1月4日参照
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2202/03/news151_6.html

あぱーブログ
「小数計算の誤差 0.1 + 0.2 が 0.30000000000000004 になる理由」
2025年1月4日参照
https://blog.apar.jp/program/8900/

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